ushironoko.me

8年ぶりに遊戯王復帰してみた

2021/01/26 ⏳ 5 min read

※このブログは文字中心なのでほとんど画像が出てきません

自分が最後にデュエルをしたのは忘れもしない「光と闇の竜」入り【征竜】とのフリーマッチで、大体7 ~ 8年前な気がする。当時高校生だったので毎週末自転車で片道30分くらいで行けるカードショップに友達たちと行き、公認大会に出たり無駄にパックを剥きまくって出たレアカード全部売ってまた買って、お金が尽きたらデュエルして日が暮れたら帰るみたいなことをしていた。

なんで辞めてしまったかと言うと単純に徐々に飽きがきていたところに魔導、征竜という異常パワーのテーマが出たことで拍車がかかり燃え尽きたという感じで、ぶっちゃけこの時代同じように引退した人は多いと思う。また魔導征竜より少し前には【セイクリッド】やら【ヴェルズラギア】といった比較的ロースピードのコントロールデッキが台頭し続けていたことも原因かなと振り返ってみて気がついた。

遊戯王を始めた時から派手で攻めるデッキが好きでコントロールはめちゃくちゃ嫌いだったし、アニメ主人公のデッキは基本的にワンショットや展開系が多いため自分で使いやすかったしなにより使っていて爽快で楽しかった。もう少し時代を遡っても【聖刻】、【インゼクター】、【ジャンド】、【代償ガジェット】、【六武衆】、【BF(ブラックフェザー)】や【IF(インフェルニティ)】といった展開力が環境でずば抜けて高いデッキをメインで使い、野良の試合ではフュージョンゲート軸のHEROやダーククリエイターを軸にして堕天使スペルビア(当時めちゃくちゃ高額だった)やゼラート、ダークアームドドラゴンで殴りこむ【ダークモンスター】など派手で楽しいデッキを使っていた。友達が地頭が良く【魔轟神】のワンショットルートをデュエル中に開拓していく様に嫉妬したりもした。とにかく攻めてばかりでトラップカードなんて入れてトラップスタンや王宮のお触れだけ、初手に大嵐を握ることが最大の勝ち筋みたいなデッキが好きだった。

引退した後はカードを売ることもなくルールを忘れていき大人になり、今や相棒のデッキたちは実家の押し入れに眠っている。このままさらに何年かすればプレミアがついて高く売れたりしないかなとか思ってたところに、突然友人からお前もデュエリストにならないか?と誘いがきた。元デュエリストなので友人から出てくるワードの1つ1つが引っ掛かり、あの頃はね…とつい懐古丸出しの老害ムーブをしてしまったがブランクがあるため今の遊戯王というものが何も分からず、少し悔しい気持ちになった。マスタールールが更新されたりリンク召喚がやべーみたいな話はTwitterを通して知ってはいた。ハリファイバーって奴がつえーんでしょ?知ってる知ってるみたいな。腰が重く復帰までは正直考えてなかったが、友人に遊戯王の日というものに誘ってもらい友人も楽しそうなので付き合ってやることにした。1人でそういうの行くのしんどそうだなと、過去大会に出ていた自分視点で思ったので。ただ遊戯王の日自体には参加できなかった。

流石に元デュエリストなので遊戯王の復帰の仕方は把握している。まずルールを覚え直す。できたらその時強いストラクチャーデッキを3つ買う。それだけでそこそこまともな構築になる。これはどの時代でも一緒なはず、という思いがあり友人に今強いストラクチャーがあるか聞いてみたところ、【シャドール】だと言われた。シャドール、まじか…って感じ。シャドールはそれこそ8年前あの征竜最強時代の終わり頃に出て一気に環境トップに上り詰めたテーマで、デッキ融合からめちゃくちゃ強力な融合モンスターを召喚したり、融合素材の効果で手札を補充したり、相手のカードをついでに破壊したりドローしたりでそれはもうめちゃくちゃな奴で、それの新規カードが入ったストラクチャーデッキが強いという。遊戯王はたびたび過去テーマの強化や復刻をして古参プレイヤーを引き止めようとしてくるいやらしい商法が得意だが、何より驚いたのがシャドールが復刻&強化対象になるくらい時間たったんだっていう。自分の中で止まっていた遊戯王時間が大嫌いだったシャドールによって動いたことで、若干シャドールが好きなった。

実際デュエルしてみると本当にルールが面倒臭く、フェイズ多すぎだし優先権移動しすぎだしチェーンブロック作る作らない忘れてるし、なんかバトルフェイズ中のルールが一部変わっていたりとマジでプレイどころじゃなかった。ラッシュデュエルっていうもっとカジュアルにできる遊戯王が最近でたみたいだが、俺はあっちの方が向いてるんじゃないかなと思った。歳もとって昔ほど覚えも早くないわけで、そこで弱気になってしまいその後数日は遊戯王やらなかった。

数日後、再び友人とショップで待ち合わせ遊戯王の日に参加した。その日は抽選で参加者が決まる感じで、なんか自分は抽選に通り遊戯王大好きな友人は外れたので自分1人でしらないデュエリスト達に立ち向かうことになった。友人は暇だからと帰って行った。遊戯王の日ではスイスドローで勝っても負けても3戦はできるようになっており、勝敗に関してもマッチングの調整にしか使われず景品がもらえる。この日デッキにスリーブをつけていないのは自分1人だった。対戦相手に8年ぶりに遊戯王やるんですと伝えると、「8年かーじゃあこのへんかなー」といった感じでドラグニティ軸でスターダストドラゴン/バスターを出すだけのデッキを使ってくれた。正直興奮したが、喋り始めると老害ムーブになる経験があったので「ぉっいぃすn…」みたいな反応しかできなかった。とても楽しそうにデュエルされていたのでこちらも楽しかった。結果は自分のプレイングがだめだめなこともあり敗北、続く試合でも【サンダードラゴン】にめちゃくちゃにされその日は全敗で終わった。

勝ち負けはまあそんなに気にしていなくて、ちゃんと知識があって熱があってずっとやってる人が勝てることに安心感まであった。シャドールストラク3つ合体させてとりあえず入れとくとやばいぜと推された【ドラグマ】を出張させただけのデッキが勝ちまくってしまっては、環境が終わってないか不安になる。遊戯王の日はガチでやりに来る人だけでなく、ファンデッキで楽しみに来る人の方が多い印象だった(むしろガチな場だとしたら誘ってきた奴の正気を疑うが)。

その後友人と合流し、何試合かして1回だけ勝つことができた(記憶違いかも)。なんとなく勘が戻ってきてる気がして嬉しくなり、シャドールが嫌いだったことも思い出し別のデッキを握りたくなった。まずは環境を知ることからTCG(日本では遊戯王はOCG)は始まるので、その日のうちにYoutubeで遊戯王の動画を漁りまくった。マジでびっくりしてチャンネル登録してしまったが、今や遊戯王プロという概念ができておりカードショップなどからスポンサードされているそうだ。遊戯王を引退していた8年間でまったくカードゲームをやっていなかったわけでなく、ハースストーンやシャドウバース等デジタルの方をやっていて競技シーンも追っていた。やはりeSportsというのはプロとして活動できるため収入があり、生活できるという夢がある。遊戯王は世界大会があれど賞金ではなくカード(それでも売ればそれなりの金額になるが)なため、遊戯王で生活するということは難しいと思っていたが令和の時代では遊戯王で飯を食う人間がいるようだ。すごい、マジで。

環境的には他ゲーで言うアグロ ~ ミッドレンジ帯のデッキが9割を占めているようで、コントロール系のデッキはなんと1種類しかいないというカードゲーム末期のような環境だった。先ほど書いたように自分は攻撃偏重のデッキが大好きであり、敵を秒で殴り倒すことに生きがいを感じている節があるのでこの環境はありがたかった。が、良く考えてみると自分が今アグロ系、ミッドレンジ系のデッキ、例えば【ドライトロン】や【プランキッズ】を握ってもその辺の雑魚程度の実力にしかならないんじゃないか?むしろこの攻撃偏重環境でも生き残り、アグロを切っては投げ切っては投げ(イメージ)結果を出し続けているコントロールデッキこそ今自分が握るべきデッキなのでは?という考えが湧いて出てきた。コントロール、若い頃は大嫌いだったが大人になったのでいける(長男だし)。そう思い【エルドリッチ】の構築済みデッキを友人に相談してメルカリで目星をつけ買った。プレイ用とはいえ状態が良く感謝しかない。メルカリってすごい。

その後エルドリッチのプレイング解説動画や大会の録画をみて、自分の思うエルドリッチの強い動きとのギャップを確認していったが基本は合っていたようで嬉しかった。エルドリッチはプレイすればするほど何が強いのかが明確になっていき、復帰勢にとって感触が良くモチベーションに貢献してくれている。端的に言うとテーマカードがほぼ全て相互にシナジーしており、メインモンスターである「黄金卿エルドリッチ」のコストにしたカードはさらなるリソースをデッキから生み出すことができたり、罠系デッキの弱点であるハーピィの羽箒(今や制限カードである)やライトニングストーム(ハースに同じ名前のカードあるよね)に対して対抗手段があり、デッキから直接場にセットできたり、メインモンスターが破壊耐性持ちの高打点、除去も蘇生もついているという至れり尽くせりで正直自分の感覚だとやりすぎな感じはした。しかしこれだけやらねばコントロールデッキとしてやっていけないほどインフレした世界というのが現代遊戯王というものなんだろう。ぶっちゃけエルドリッチもテーマカードだけではやっていけず、「スキルドレイン」や「王宮の勅命(エラッタされて帰ってきたが異常な強さ)」といったパワーカードのサポートで成り立っている。なぜ強いかが把握しやすく、パワーカードで外堀を埋めたこのデッキは展開力がなくとも使っていて爽快感がありとても楽しい。ただ対戦相手は間違いなくイライラしている。

ということで直近はエルドリッチ以外にも握れるデッキを増やしていこうと考えておりまずは汎用からということで縁のなかったリンクモンスターを買い集めている。相当数買っているはずなのにゲーム課金をしていた頃の半分どころか1/4にも満たない消費で、世界ってソシャゲで壊れちゃったんだなぁという気持ちになった(お金が回るのは良いこと)。

友人のようにCSに参加するのはまだ先だと思うが、復帰することへのハードルももう感じていないのでぼちぼちやっていこうと思っています。あと復帰のきっかけをくれた友人、本当にありがとう。